こんぺいとうあつめ

好きなゲームや本(マンガ/漫画アプリ含む)などの話を一口ずつ。ゲームはアクションRPG, パズル, カードゲーム系が中心。

アクション下手なゲーマーが アクションRPG を楽しむコツ。

「大気圏で引きこもり」どころかハイラルに引きこもってました prami です。今日はこの中毒性についてちょっと考察しつつ、タイトルの件に触れたいと思います。結論として「コツ」は今のところ2つあると思ってます。

 

 たぶんどこかで既に言われているんですが、

 

ゼルダの伝説シリーズって、基本的にリンク自身には「経験値」とか「レベル」とかのシステムが無いんですよね。

 例として、「時のオカリナ」。つい先日まで3DS版をやっていましたが、あの中で一番苦労したモンスターは、の神殿のボス「ボンゴボンゴ」でした。道なりにストーリーを進めていくと闇の神殿の後に着く(はずの)「の神殿」をクリアした後も、倒せないまま残してた。ちなみに先にの神殿へ向かったのは、その地方に住むゲルド族の砦で手に入る「氷の矢」なら、ボンゴボンゴを楽に倒せると攻略サイトで読んだためです。

 けれどいざ手に入れた氷の矢は、実は3DS版では使えなかった。読んだ情報が N64版のものだったんですね。

「うそぉ~~~!?」ってもう泣きそうになりながら、必死にシーカーストーンで見た倒し方…両手をそれぞれ矢で射ち、麻痺させ、向かってきた本体の目玉をまた射て、気絶したところを刀で切り付けて…を地道に実行するしかなくなりました。ダイゴロン刀があれば1ターンキルも可能、と言っている人もいらっしゃったんですが、私はカメラ視点の切り替えもモタモタするタイプなので (=すぐに目玉へ向かって駆けだせない)、結局3ターンかかりました。

 

「3ターンかかりました」?

 …そう、実はこの「うそぉ~~~!?」と叫んだその回で、倒せたんですボンゴボンゴ。

 難敵の断末魔を聞きながら、放心状態を経て、私は再び叫びました。

「…私がレベルアップするんかいっ!(笑)」

 2度目の、そう、です。一度も妖精の力を借りることなく倒せたのは、あくまで数日前の自分と比べて、ですが、私自身の弓スキルがグンと上がっていたからでした。種明かしをすると、氷の矢を手に入れるべく潜入したゲルドの砦では、見張りのゲルド族をこっそり、矢で気絶させていかなければいけないんですね。またゲルド族に認められた後は、訓練場のような場所で「流鏑馬」にチャレンジすることができ、毎回点数が出ます。190点といういわば赤点状態からスタートし、確か最終的には1,500点を超えるくらい、動体に対する照準合わせが上手くなりました。(注:上手い人から見れば、1,500点も十分へっぽこな点数です。)

 そして、その成果がボンゴボンゴに対して炸裂した、と。

 

 コツ1つ目。ゲームを通じた自分自身の成長を楽しむこと。

 どんなにささやかでも、ゲーム外の現実にダイレクトには反映されなくても、「成長の実感」を嫌う人はまずいないでしょう。

 この点、付け加えたいポイントはまだありますが、ひとまず次のコツへまいります。

  次はいわば「当たって砕けろ」的な話。例に挙げるは「Final Fantasy XV」、隠しクエストの「盗賊の思い出」です。

 クエスト自体は、空飛ぶ乗り物(レガリア Type-F)を使って財宝の在り処までたどり着く、というシンプルなものなのですが… まずはそのあたりを詳しく書いたブログをご紹介:

blog.goo.ne.jp

 この「レガリア」、滑走路状の地形にしかうまく着地してくれなくて(外れるとゲームオーバー)、そこが本クエスト一番の難所となっています。上記記事で言えば、7~9枚目の画像ですね。

 そういえばこの方「3回墜落した。」って笑い話のように書かれてますが、えー、歳の数ほど墜落した私は32歳です*1

 自分でも「節分かよ…」とか良く分かんねぇぼやきが出てきたところで、検索するわけです。FFXV、盗賊の思い出、着陸、コツ、っと。。

 キーワードを打ち込みながらうっすらと、「実は何か、裏技みたいなのがあるんじゃないか?」「もっと別の、着陸しやすい広々とした場所があるんじゃないか?」なんてことも考えたり。人生でもよくあるじゃないですか、乗り越えようのない高い壁に茫然としていたら、すぐ横から簡単に回り込めた、みたいなね!(と、いきなり壮大な話をしてみる。)

 そんな邪な期待も抱きつつ、ターンと Enter したならば。まあまずは Google先生のトップページが、「滑走路はここしかねぇ」と、甘い願望を抱いてた自分に牙突喰らわせてきますよね。うん。ていうか今「牙突」が一発変換できたことにビックリしたよね。

 ま、それなら私も覚悟決めますよ!というわけで動画をチェック。ストーリーをばらしちゃうような実況動画は、やっぱり法律的にグレーだと感じるので絶対見ないのですが、ピンポイントな攻略 Tips 動画には、たまに頼ってしまうのです。。

 個人的なポリシーの話はともかく。これでレガリア着陸までの各操作のタイミングが掴めるはずだ!


【FF15】盗賊の思い出の行き方

 

?(°ω°)

 

 待って、本当にこれ同じゲーム? レガリア、色だけじゃなく他のカスタムもてんこ盛りにしてたりしない?

 着陸しやすい方向は分かった。が、それはもう既に犯した数十回の失敗の中でどちらも試している…

 スキルか… へっぽこゲーマーの前に立ちはだかるのは、最後にはやっぱりお前かー!

 

 ため息交じりに「着陸は練習するしかない、と… 練習する時のポイントだけでも分かったらなぁ…」と他の動画をチェックしていたら、こんな実況を入れてらっしゃる方が。

 ポイントは、手前の崖にぶつからないように… スレスレで低空飛行することですね。

 これを聞いてへっぽこゲーマー32歳は思いました。

 おお、じゃあ一回崖に追突しよう。

 

 コツ2つ目。一度、失敗するつもりで思い切ってやってみる。(念のため、直前のチェックポイント=セーブ箇所がどこかは確認しておいてね!)

 今回の例で言えば、解説通り「崖スレスレ」を慎重に狙うより、いっぺんドカーンと崖に突っ込んで、そこからちょいちょい調整していった方が、効率的に成功までたどり着ける気がします。経験的に。

 そんなわけで滑走路ガン無視、切り立つ崖に向かって一直線に突っ込んで行ったところ、あっさり壁を越えて着地成功しました

 今までは降下角度が浅すぎたようです。ううむ、「玉砕覚悟の飛び込みが意外な成功につながる」って、これこそ現実あるあるな気が。

 

 というより!先程から書いていて何か既視感があったのですが、これ、発明王エジソンの言葉を思い出しませんか。電球のフィラメントに相応しい材料、あるいは構造を見つけられず、他人から哀れまれた時だったかな。こういった名言を残しています。

私は失敗などしていない。ただ1万通りの、うまくいかない方法を発見しただけだ。

 こんな至言からゲームの話につなげるのは無理があると思われるかもしれませんが、逆に「1万通りのうまくいかない方法を発見できる」場って、現代 (の日本) に生きる一般人の私たちにとって、ゲーム以外にそうそう無いように思います。学校での勉強や部活、仕事でも疑似体験できた気はするけど、どうしてもそれらには定期考査、大会等の試合日、納期などのタイムリミットが付きまといます。

 エジソンのように(ってまた壮大な話になってますが)黙々と1つのことにエネルギーを注ぎ、失敗を通して前進する、しかも楽しく前進する方途としてのゲームに、今の日本人がもっともっとハマればいいなぁ、と思ったエピソードでした。

 

 …冒頭に「中毒性について考察しつつ、タイトルの件に触れたい」と書いておきながら、順番が逆になってしまいました。中毒性については、要は既述した「楽しく失敗を重ねながら成長を実感できる」ことに尽きるのですが、詳しくはまた別の稿で。

 特に「失敗を重ね」られるのは、へっぽこゲーマーの特権ですよー! それでは皆さま、今日も明日も良いゲーム生活を!

 

■関連リンク(Wii U 版とスイッチ版、お間違えなき用に)

ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド [Wii U]

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ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド

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ファイナルファンタジーXII ザ ゾディアック エイジ

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  ↑XIIは関係ないんですが貼っちゃいましたw ヴァン好きなのでこれもプレイ予定!

*1:へっぽこゲーマー歴が長いと、数十回ぐらいの失敗は当たり前、みたいな感覚になるんよね。それはそれで良い所が――現実生活にも良い影響があるように感じてるので、あまり嫌いじゃないです。